~ 家庭での安全活動を積極的に展開しよう ~
今年の春の全国交通安全運動は、統一地方選挙が行われた関係から、5月11日(月)から20日(水)までの10日間、全国一斉に実施されます。
交通安全運動は、交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践と習慣付け、交通事故の防止の徹底を図る等を目的に行われる安全行事です。
ところが、交通安全運動に参加する方は一部の人に限られる傾向にあるようで
す。これでは大きな成果を上げることができません。 交通安全は、家庭からと言われています。家族が核となって、安全活動を進めることで、一人ひとりが主体となった安全運動が展開できると思います。
昨年、県内で交通事故により亡くなった方は31名と統計を取り始めた昭和35年以降では最少となりました。しかし、高齢者の方が被害に遭う事故が6割強を占め、また小学児童の乗った自転車が大型トラックに巻き込まれる悲惨な事故も発生しており、更なる交通安全への取り組みが求められています。
こんな中、平成26年度交通安全ファミリー作文コンクールで、北島南小学校4年生の男子児童の作文が最優秀賞に選ばれ、また交通安全ポスター部門では由岐小学校1年生の女子児童の作品が最優秀賞に選ばれ、いずれも内閣総理大臣から表彰されています。
作文は、ご両親からの日々の安全行動への「声かけ」が交通事故に遭わない自転車の利用につながっていると、感謝の言葉へとなって表現されています。またポスターでは、子ども向けの交通安全標語「ルールむし しん号むしは わるいむし」をユニークなデッサンで描かれています。いずれも家庭での交通安全への取り組みが快挙につながったものと確信致します。
このように県民の交通安全への意識の高さが交通事故の減少につながっていることは間違いない事実です。どうか交通安全運動を契機に全国に誇れる「安全安心できる徳島」の実現に県民一丸となってお取り組みいただきたいと思います。 交通安全協会としても、尚一層の努力を傾注して交通安全活動に取り組みたいと考えております。