~ 事故が多い交差点では確実にルールを守ろう ~
平成26年中に発生した交通事故のうち、交差点及び交差点付近で発生した事故は2,565件と全体の約6割を占め、16人の尊い命が失われています。
車や歩行者などが交錯する場所である交差点は、もっとも危険な場所の一つであり、そのため交差点の通行に関しては、多くのルールが定められています。 交差点通行の際には、 ① 交差道路を通行する車両等 ② 反対方向から来る右折車両等 ③ 横断歩行者 に注意し、安全な速度と方法で進行しなければなりません。これに違反すると「交差点安全進行義務違反」となります。 このルールは、交差点を通過するすべての車に課された注意義務であり、たとえ優先道路を通過したとしても、交差点では、このルールを守らなければなりません。 昨年県下で発生した人身交通事故をみますと、最も交差点事故が多かったのが、徳島市内の蔵本交番前(10件)、次いで八万町大野と吉野橋東詰(いずれも9件)であり、事故の形態は追突や右折対直進事故となっております。 特に、県内交差点関係の違反で最も多いのが、指定場所一時停止違反です。 止まらなくても安全を確認できると考えているドライバーが多いようですが、徐行しながらの安全確認は、どうしても歩行者や自転車などを見落としやすくなります。事実、一時停止違反による交通事故は多いようです。 一時停止を行うことで、余裕をもった安全確認ができ、交通事故を防止することができるのです。一時停止と安全確認はセットで実行することが大切です。