~ 秋の全国交通安全運動 ~
今年の夏は、猛暑日が続き交通事故の増加が心配されましたが、6月16日以降、死亡事故はゼロで推移するなど良好な交通情勢が続いております。また、恒例の阿波踊りも多くの観光客を迎えましたが、大きな事故もなく無事閉幕となりました。
さて、行楽シーズンを迎える9月には、ドライブや家族旅行を計画されるかた方もおられると思いますが、心配されることは夏場の疲れ等から起きる過労運転による交通事故です。
こうした中で、9月21日から10日間、秋の全国交通安全運動が実施されます。この交通安全運動は、運転者はもちろん全ての人に対し、交通安全思想の普及浸透と交通ルールの習慣化を図るために実施されます。
今年の運動は、子どもと高齢者の交通事故防止を基本に
○ 夕暮れ時の夜間の歩行中・自転車乗車中の交通事故防止(特に、反射材用品等の着用の推進及び自転車前照灯の点灯の徹底)
○ 後部座席を含めた全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
○ 飲酒運転の根絶 の三点が全国一斉実施重点として実施されます。
これ以外にも徳島県では、 「早めのライト点灯」を重点に加え実施されることになっています。 ところで、交通安全運動は全ての方が参加されてこそ意義があり、効果となって現れるものです。この運動を契機に、マンネリ化を防ぎ、交通安全意識を見つめ直していただく機会と捉えてみてはどうでしょうか。
特に、事業所等の安全運転管理者の方は、交差点事故防止のため
○ 呼称運転 ○ 一時停止の励行 ○ 歩行者・自転車の保護
○ 車間距離の確保 ○ 右左折時の安全確認の励行
などの項目を掲げた表を作成・配付し、安全運動期間中、運転者自身が実践できたかどうかをチェック、ヒヤリハット体験を記入する。そして、運動終了後にヒヤリハット体験を職場で検討し、交通安全の高揚を図る等、交通事故防止に「つながる活動」を努めていただきたいと思います。 こうした努力の積み重ねによって、企業リスクの回避と事故や違反のない安全で明るい社会の実現をお願いします。