~薄暮時間帯における交通事故防止~
薄暮時間帯は、例年、交通死亡事故が多く発生しています。
この時間帯は、周囲の視野が徐々に悪くなり、自動車や自転車、歩行者な どの発見がお互いに遅れたり、距離や速度が分かりにくくなるためです。
○ 自動車運転者は前照灯の早めの点灯を行う。
○ 歩行者や自転車利用者は明るい服装や、反射材・ライトを活用し、自分の存在を周囲に知らせるようにしましょう。
薄暮時間帯における死亡事故の発生状況
これまでの交通死亡事故の発生状況を分析した結果
○ 日没時刻と重なる16時台から20時台に多く発生
○ 自動車と歩行者が衝突する事故が多く発生
○ 道路横断中が約9割
○ この内、横断歩道以外での発生が約8割
横断歩道以外の横断における歩行者の約7割に法令違反
薄暮時間帯における前照灯の早め点灯
運転者の中には、周囲が見えづらくなっても前照灯を点灯せず、前方が見 えなくなってはじめて点灯するケースが見られます。
しかし、その段階では他の車や歩行者が自分の存在を認識するのが遅れた り、気づかずに行動するなどして交通事故につながる恐れがあります。
○ 薄暗くなる前から前照灯を意識的に使用する『前照灯の早め点灯』を
行い、自分の車の存在を周囲に知らせる。
○ 夜間の対向車や先行車がいない状況でのハイビームの活用
○ 薄暮時間帯は、昼間と比較して周囲の視界が悪くなり始め、事故が多く発生することから、『速度を落として、周囲の状況に一層の注意』をして慎重な運転に心がける。
反射材・ライトの活用
~反射材を身に付けて交通事故から自分を守りましょう!~
歩行者や自転車利用者は、薄暮時間帯や夜間に交通事故に遭わないように するため、反射材やライトを活用することが効果的です。
歩行者や自転車利用者から見て自動車が接近していることが分かっても、 自動車運転者からは歩行者や自転車が見えないことがあります。
○ 明るい目立つ色の衣服を着用
○ 靴、衣服、カバン、つえなどに反射材・ライトを付け運転者から見やすいようにする。
○ 薄暮時間帯や夜間は、自動車の距離や速度が分かりにくくなることが 多いので、道路を横断するときや自動車とすれ違うときは、昼間と比べて一層の注意をする。