~ 子供を交通事故から守ろう ~
新年度のスタートです。学校周辺では新入学児童が希望に満ちあふれ登校する姿が見られ、また、卒業された方にとっては、それぞれ新たな人生の出発点に立たれる大変重要な季節です。
反面、心配されることは生活環境の変化に伴う交通事故です。平成26年中に県内で発生した子供の交通事故は、○ 発生件数 154件(全事故の3,5%) ○ 死者 1人(全死者の3,2%) ○ 傷者 287人(全傷者の5,7%)
で、学年別では、中学生が87件(56,5%)と多く、小学生が58件(37,7%)となっています。時間帯を見ると、16時~18時が68人(23,7%)と最も多く、次いで14時~16時が45人(15,7%)となっており、下校時やそれ以降に発生する傾向が伺われます。
通学路などで道の両側に分かれている子供が車の危険を感じた時に、車の直前で友達のいる方へ合流しようとすることがよくあります。また、道路にいる幼児も、お母さんが“危ない”と叫ぶと反対側の母親の方へ走ることもよくあります。
これは、子供は危険に対し、母親や友達と一緒にいることが安全と考えているためです。その他にも、子供には視野が狭い、身長が低いために1m位の高さでしか物を見ていないといった身体的なハンディを背負っています。
車を運転する際には、こうした子供の特性を十分に知り、見守ってあげるぐらいの姿勢が必要です。子供を事故から守るのはドライバーの役目ということを、しっかりと肝に銘じて子供を見たら、まず心のブレーキを踏むことです。