~ 交通事故死者ゼロを目指して ~
平成26年中に徳島県下で発生しました交通事故は、
発生件数 4,372件(前年比-428件、- 8.9%)
死者数 31人(前年比- 18人、-36.7%)
負傷者数 5,443人(前年比-445人、- 7.6%)
といずれも前年より大幅に減少し、発生件数と負傷者数は10年連続の減少となりました。特に、死者31人は、統計を取り始めた昭和35年以降で最少を記録し、減少率は全国一となる快挙となりました。
このことは、県民の皆様の交通安全に対する熱意と努力が実を結んだ結果と確信いたします。
しかし、未だに多くの方が傷つき、尊い命が失われていることに変わりがなく、まだまだ課題が残されている事実は忘れてはならないと思います。特に、事故死者が減少している中で心配されることは、高齢者の方が犠牲になる事故が6割強(死者31人中 19人)を占め、状態別に見ると、歩行中に8人、自転車乗車中に4人と多いことです。
今年は、人にやさしい羊年です。運転者にとくに求められるのは「人の生命を尊び、豊かな人間愛を持つ」ことです。そうすれば自ずからスピードがセーブされ、ハンドルの切りかたも慎重になり、歩行者、自転車利用者に対して思いやりのある運転ができるようになると思います。
今年こそ事故で悲しまれることが限りなくゼロになり、県民の皆様にとってお幸せな一年となりますようお祈り申し上げます。